
概要
Savageは2024年オフにJAXと3年総額21.75Mの契約を結びました。しかし2025年シーズン開幕後の2試合での出場スナップは48にとどまり、スタッツとしては1タックルを記録したのみで、9月16日にリリースされました。前所属のGBでは5年間で82試合に先発した実績を持つもののJAXでは1年少しという短命に終わりました。Spotracによればリリースに伴いJAXには2025年に約4.4M、2026年に6.2Mのデッドマネーが発生するようです。
なぜリリースされたのか?
Savageは加入初年度には13試合に先発し、51タックル、1インターセプト、6PBUを記録したものの、パフォーマンス面では安定せず、PFFのグレードでは300スナップ以上のセーフティの中でディフェンス、カバレッジともに下から5番目という成績、どこも穴ではありましたが彼も穴の一つとして見なされていました。
新生JAXとして始動した2025年もFAで獲得したEric MurrayとUDFA上がりの生え抜きAndrew Wingardが先発の座を獲得し、SavageはAntonio Johnsonと6巡ルーキーRayuan Lane IIIとともにローテーションに回りました。
そしてシーズン開始後も特定のパッケージのみの出場で主にFSとしてでしたが、出場スナップは48、ディフェンス全体の36%のスナップ数にとどまり、出場した中でも特にインパクトを残せてはいませんでした。
加入当初から彼の起用方法をあまり考えていなかったように思います。そこはやはりBaalkeなのでチームに合うかはよくわからないしコーチ陣がどんな選手を欲しがってるかも知ったことはないけど、なんとなくアスレチックな選手を連れてきた、という感じなのでしょうか。今シーズンに入ってからも明確な強みは見られず、チームの戦術的にフィットしておらず今後も大きな役割を担う可能性は低いこと、リザーブとして残すには高額であることなどからリリースを決定したのでしょう。もしかしたらシーズン前からトレードは模索していたのかもしれません。トレード相手が見つからず仕方なくリリース、という可能性も十分にありますね。
2024FA戦略の惨状
Gabe Davisリリースの記事でも触れましたが、ついに2024年のFA選手はArmsteadただ一人となりました。契約を全うした選手も単年契約のDeguaraのみ。Gipson以外はなんの対価も残せずデッドマネーのみを残してチームを去っています。
| 名前 | 契約 | 転帰 |
|---|---|---|
| A. Armstead | 3年43.5M | 残留 |
| G. Davis | 3年39M | リリース |
| D. Savage | 3年21.75M | リリース |
| M. Morse | 2年10.5M | 引退 |
| D. Duvernay | 2年8.5M | リリース |
| R. Darby | 2年8.5M | リリース |
| T. Gipson | 1年1.29M | トレード |
| J. Deguara | 1年1.29M | FA |
改めて見ても酷いですね。もちろんGMが変わった時には前GMが獲得した選手は切られがちなのはそうですが、ほとんどが契約した初年度ですらほぼ役には立っていないのが目も当てられません。Armsteadはすでに実績のある選手でしたし、使い方をちゃんとすればまだやれる選手なのはわかっています。ベテランとしての指導力やロッカールームでの存在感としても重要な選手なので彼だけはリリースされることはないでしょう。
そういえば、Gabe Davisリリースの記事でもこんなことを書いていました。
残留した選手にしても、Savageは何を目的に獲得したのか当初から不明でしたし、今も使い方には頭を悩ませているのではないでしょうか。DCが前GBのため適切に使える可能性はありますが、最悪彼もリリースの可能性は否定できません。
結局その通りになりましたね。コーチの意向を考えずに獲得するのはいかにダメかと言うのを再認識させてくれました。
新選手契約
そして1日程度の後に残った枠に新しい選手と契約しました。
We have signed S Kahlef Hailassie.@Shift4 | #DUUUVAL https://t.co/OjqP8rD4Mo
— Jacksonville Jaguars (@Jaguars) 2025年9月17日
選手プロフィール
- 名前
- Kahlef Hailassie(カレフ・ハイラシー)
- ポジション
- S
- 年齢
- 24歳(2000年11月9日)
- 身長/体重
- 6-1 (185cm) / 194lbs (88kg)
- 出身大学
- Oregon→Western Kentucky
- 直近成績
- 2025年プレシーズン初戦のHOU戦にて2インターセプト
- 特徴
- 長身でリーチのあるCBだったが、今年セーフティに転向。ゾーンカバーとボールへの嗅覚に優れる一方、ランサポートやタックルでの一貫性に課題がある。
GladstoneはBaalkeの負の遺産を精算しながら彼のように低コストかつバーサタイルかつローコストな選手を獲得し、長期的なチームづくりを進めています。短期的にはSTやバックアップにとどまるでしょうが、本人の努力次第では将来的に先発争いに絡むポテンシャルはあるのかのしれません。
今後のセーフティ展望
まぁそもそもが控えなので影響は大きくないです。彼の代わりにはおそらく3年目のAntonio Johnsonが収まるでしょう。あまり期待は大きくありませんが、そんなに変わらない気がします。新加入のHailassieは未知数なのでセーフティとして契約したのか、それともST要員として契約したのかも定かではありません。どちらにしても試合に大きく影響することはないと思います。
まとめ
SavageのリリースによりまたBaalkeの負の遺産が精算されました。動きとしては悪くないと思います。新加入の選手もきっとGladstoneがとったのであれば"Intangibly rich"ということなのでしょう。すぐに影響はないとは思いますが、Gladstoneはとにかく長期的に見ていますし、チームにとってプラスであることを信じるのみです。