
あけましておめでとうございます。NFLはプレーオフに向けて盛り上がってきましたね。今年は仕事の関係やモチベーションがあまりなかったためほとんどブログを更新できませんでしたが、今年はあんまり長文でも読む気なくなるし少し短めでも小出しにしていけたらと思います。
さてJAXのシーズンはすでに終わっていますが、振り返ると開幕前はHOUには勝てずとも勝ち越してワイルドカード争いには食い込めればいいな、という感じでしたが、開幕してみればまた数年前の暗黒時代のJAXに戻ったシーズンとなってしまいました。
何回かに分けて来年の展望までについて書いていこうと思いますが、今回は今シーズンの総括です。
問題点
当然この成績ですから問題点が山積みです。これ以外にもあるでしょうが、とりあえず個人的に目立った点を以下に示します。
ランブロックの改善が停滞
昨シーズンから明らかな課題となっていたランブロックですが、センターをFortnerからMorseに変えたものの、目に見える改善はほとんど見られませんでした。この部分は引き続きチームの大きな課題となりそうです。
FA選手の失敗
Spotracによれば今年リーグで8番目に高額な支出を行いFA補強を進めましたが、契約した選手が軒並み期待外れに終わりました。特にGabe Davis、Devin Duvernay、Arik Armstead、Ronald Darby、Darnell Savageには大きく失望させられました。これは選手自身のポテンシャルの問題というよりも、適切なポジションや役割で起用されていないことに原因がある可能性があります。
BTJの活用不足
期待のルーキーであるBTJはシーズン序盤から可能性を示していましたが、終盤まで十分に活用されなかった点が残念です。
1試合当たりのスタッツは最初の10試合とその後の6試合で以下のように大きく向上しました。
・ターゲット数:5.5→10.5
・レシーブ数:3.7→7.1
・レシービングヤード:60.7→95.3
・タッチダウン数:0.5→0.83
これは、QBがLawrenceからMac Jonesに交代したにも関わらず、スタッツが明らかに向上していることを示しています。後半にようやく効果的に使えるようになったと好意的に捉えることもできますが、KirkやEngramといったLawrenceのメインターゲットが次々にIR入りした影響も大きかったと考えられます。最初から活用していれば攻撃力がさらに向上していた可能性があり、HCやOCの手腕が問われます。
ディフェンスの崩壊
昨シーズン、DC Caldwellを含むほぼすべてのディフェンススタッフを解任し、ATLで優秀なディフェンスを構築したRyan NielsenをDCに迎え大幅な改善が期待されていましたが、結果は惨憺たるものとなりました。
・Armsteadの頑ななEDGEでの起用
・2巡ルーキーのMaason Smithの出場機会不足
・セカンダリーの起用方法
など素人目にも疑問が多い起用が続き、スタッツでも失点28位、喪失ヤード31位(パス32位、ラン23位)、ターンオーバー32位、サック数30位と軒並みリーグ最低の成績に終わりました。JHA、Walker、Oluokunといったレベルの高いコア選手がいるうえ、昨年から大きな選手流出もない中での成績悪化は、コーチングに問題があるとしか思えません。
スターターの度重なるケガ
オフェンスではLawrence、Kirk、Engramといったコア選手が相次いでシーズンエンドとなり、これがチームの成績に大きく影響しました。ディフェンスでもOluokun、Campbellなどが一時離脱したことが少なからず影響を与えました。
HC Doug Pederson
HC3年目のPedersonは、チームをリードする立場にありながら人間的な面で落ち込んでいるように見えました。特にLawrenceへのダーティヒットに対してチーム側に立って抗議しなかったことなど、リーダーとしての振る舞いに不信感が広がりました。実際選手の求心力も落ちていることが一部メディアで示唆されています。
オーナーの決断力
実質的なシーズン終了後もHCやGMを解雇しなかったKhanの判断についても議論が起きています。ただし、Khanがシーズン中の解雇を好まないことや、早期解雇による暫定体制にあまりメリットがないと考えられる点も考慮すべきです。最終的には、次週の正式なシーズン終了時点での判断が注目されます。
よかった点
とはいえよかった点がなかったわけではありません。特に若手選手に関してはポジティブな点があると思います。逆に言えばそれしかなかった気もします。
BTJはJAXの未来
今年のチームにおいて最も輝きを放ったのは間違いなくBTJでしょう。彼のプレーが試合を観るモチベーションそのものだったと言っても過言ではありません。
今年ドラフト1巡23位で指名されたBTJはチームの苦境の中期待以上の活躍を見せ、今後のオフェンスを牽引するエースとしての地位を確立しました。彼はレシーブ数、レシービングヤードでそれぞれフランチャイズのルーキーレコードを更新。さらに以下の各種スタッツでルーキー中上位の成績を残しています(30回以上ターゲットの選手を対象、Week17終了時点):
・ターゲット数:118(3位)
・レシーブ数:80(3位)
・レシーブ率:67.8(7位)
・レシービングヤード:1,179(1位)
・Y/REC:14.7(3位)
・TD数:10(1位)
・YAC:546(2位)
・YAC/REC:6.8(3位)
・Y/RR:2.42(1位)
・ADOT:11.6(11位)
・Drop%:5.9(6位)
・1stD:50(3位)
・Passer Rating:114.3(2位)
今年のルーキーは史上初めて4人がレシービングヤード1,000以上を記録するという、まさに化け物揃いの中でのこの成績は驚異的です。ロングパスではDBを抜き去るシーンが多く見られたもののQBのパフォーマンスなどから想像より伸び悩みました。しかし、それを補うかのようにRACで稼げたのはうれしい誤算でした。またRZでの脅威としてもその存在感を発揮しました。
さらに、彼は以下の記録も樹立しています(Week17終了時点):
・ルーキーWRとして1,100ヤード以上&10TD以上を記録
(Randy Moss、Odell Beckham Jr.、Ja'Marr Chaseに次ぐ史上4人目)
・ルーキーWRとして60ヤード以上&1TD以上の試合を8回達成
(Randy Mossに次ぐ史上2人目)
キャッチ力の向上は今後の課題として残るものの、プロボウル級の選手になるポテンシャルは間違いなく備えています。適切なコーチングスタッフの下で成長を続け、Lawrenceとのホットラインが築ければ、JAXにとって計り知れない武器となるでしょう。
Jarrian Jonesの存在感
3巡ルーキーのJarrian Jonesはプレーだけでなく、その人間性やパッションが光りました。彼が将来的にチームの顔となる可能性は十分あります。
Maason Smithの成長
シーズン途中でヘルシースクラッチとなることもありましたが、終盤にサックを記録するなど徐々にいい兆しを見せています。
2年目選手の台頭
Bigsby、Miller、Washington、Strangeといった2年目選手が、それぞれのポジションで重要な存在となりつつあります。来シーズン以降のさらなる成長に期待です。
総括
今シーズンのJAXはファンの期待を大きく裏切る結果に終わりました。FA補強の失敗、ディフェンスの崩壊、そしてスターター陣の相次ぐ離脱がチームの戦績に直結しました。また、コーチ陣の決断力と手腕に対する疑問も浮き彫りになり、組織全体の再構築が必要不可欠だと感じさせるシーズンでした。
一方で、BTJやJarrian Jonesといったルーキーたち、BigsbyやMillerなどの2年目選手たちの台頭は、チームの未来に希望を与えるポジティブな要素でした。これらの若手選手を中心に、来シーズン以降のチームビジョンを明確にし、適切なコーチングスタッフを迎えることで新たな可能性を切り拓くことが求められます。
オーナーには厳しい決断を下す覚悟が必要です。チームの方向性を見直し、現在の停滞した状況を打破するための改革を実行に移さなければ、ファンの期待を再び裏切る結果となるでしょう。来シーズンは過去の度重なる失敗から学び、チームが確かな成長を見せることを願います。HOUは2年目で綻びが見え始めている感じがするのでDETを見本にしていきたいです。そのためにもまずはBen Johnsonを…
次回は来シーズンに向けて必要なことについて書いていこうと思います。