
さてそろそろ最終戦が近づいていますね。プロボウルも発表され、JAXからはCookeとMatiscikが選ばれました。BTJも選ばれてほしかったですが残念ですが、来年に期待します。ただ補欠1番目なので誰かが辞退になればプロボウル自体には出られそうですが。
来シーズンに向けてなのでシーズンレビューでもない気がしますが、とりあえず現HCとGMについてです。少しBaalkeについて無駄に長くなってしまいました。次回はオフシーズンプレビューとかにしようかと思います。いろいろ噂が飛び交っていていよいよ変革の時かと期待もしますが、今まで失敗しかしてきていないので不安の方が強いですね
来シーズンに向けて
まず来シーズンに向けてJAXが来年以降再建されるためには以下が必要となります。
・HCの解任
・GMの解任
・HCの正しい選定
・GMの正しい選定
・FAの成功
・ドラフトの成功
ひとつでも失敗すれば同じような結果が待っている気がしますが、少なくとも上4つが成功すればあとは自ずとついてくるかと思います。それらについて順番に書いていきます。
HC解任の必要性
HC Doug Pedersonの解任については、疑問の余地がないと考えます。初年度こそ9勝8敗で地区優勝を果たし、プレーオフではLAC戦で大逆転劇を演じKC戦でも善戦しました。その翌年は好スタートを切ったものの8勝3敗から大失速し最終的には9勝8敗でフィニッシュし、地区優勝を逃しました。そこから立ち直れないまま今シーズンは4勝12敗でドラフト上位10位圏内へと沈みました。
通算成績22勝28敗は今までのJAXよりはましですが、この失速は擁護できません。特に負けが込んでからは記者会見でも露骨に機嫌が悪く、Lawrenceへのダーティヒットがあった際にも選手を庇うような発言ができず、チーム全体の雰囲気も悪化しました。
この結果を招いた大きな原因の一つに、OCのPress Taylorを長期間起用し続けたことが挙げられます。そもそも、PHI時代から評判の悪かった人物を起用した時点で疑問がありました。初年度は自身がプレイコールを行って結果を出せていたのかもしれません。しかし、2年目からはプレイコールをPressに委譲した結果、チームのオフェンスが停滞。さらに今年も継続させたことでより悲惨な結果を招きました。
また、自身の息子を長期間チームに置いていたケースも含め、親しい関係者や身内を贔屓し実力不足であっても切ることができない「甘さ」がHCの問題点の一つであると言えるでしょう。
シーズン中に解任しなかったことは問題ないですが、間違いなくシーズン終了と同時に解任するべきですし、その可能性が高いと思います。現状からチームを立て直すには、新たなリーダーシップが必要であり、Pedersonにはその役割を果たす力がもはや残されていないでしょう。
GM解任の必要性
BaalkeがGMに就任して以来、こいつがいる限りJAXがSBコンテンダーとなることはないと思ってます。理由としてはシンプルにGMとしての「手腕」、もう一つは「人格」という部分です。
手腕【ドラフト】
2021年
豊富なドラフトピックと全体1位指名権があった2021年のドラフトは全体的に良好な成績を残しました。上位5人中3人が契約延長に至り、ETNは5年目オプションを行使済み。Ciscoも今オフに契約延長の可能性があります。4巡指名の2人は無駄に終わりましたが、この年のドラフトは総じて成功だったと言えます。
2022年
この年は世代トップの逸材、オールプロのAidan Hutchinsonをスルーするという後世に語り継がれるレベルの致命的なミスがありました。これだけでクビにされても文句は言えないレベルです。LBのLloydのためにトレードアップを敢行したことも疑問を感じます。さらにはOluokun、Lloydがいる中3巡で再びLBのMumaを指名したのも理解できません。同じく3巡のFortnerも失敗です。それ以下はBusterが控えレベルでなんとかやれている他は壊滅的な結果でした。
2023年
1巡でトレードダウンしてのHarrisonの指名は成功したと思います。Baalkeのトレードダウンはこれまでの経験から得意分野とされています。しかし、その後のStrange、Bigsbyの指名、さらにはLBのMillerをトレードアップで指名しようとした点は批判の声があります。これらの選手はいずれも今年成長を見せており、結果的には悪くない選択でしたが、戦略面での疑問は残ります。下位指名ではParker Washingtonがよい指名と評価できますが、全体として13人指名した中で打率が低い印象は否めません。
2024年
BTJをトレードダウンで手に入れたことはBaalkeのキャリアの中で最大の功績かもしれません。今年のプロボウルこそ逃しましたが将来的にはオールプロ級の選手になる可能性があり、ゲームチェンジャーとしてはRamsey以来の逸材と言えるでしょう。そしてJarrian Jones、Cam Littleの指名も好結果をもたらしています。Maason Smithについてはポテンシャルの高さはあるもののこの順位での指名には疑問が残ります。その他の指名はまだ1年目のため評価は難しいもののリーチと言われた選手が多く、スターター級に成長する兆しは見られません。
総評
1巡指名はHutchinsonをスルーした点を除けば概ね成功しており、特にトレードダウンの手腕は際立っています。しかし全体的なドラフト戦略にはチームのニーズに合わない選手の指名や大幅なリーチ、ポジションバリューの低さといった問題が目立ちます。Hutchinsonを逃した理由として、上位選手に対して身体能力やリーチの長さを過度に重視する傾向があり、テクニック面などの評価が十分に行われているのか疑問が残ります。また、下位指名やUDFAからの有望な選手の発掘がほとんどなく、その結果としてチームのコアを担える選手が不足している状況に陥っています。
手腕【トレード、カット】
Baalkeはドラフト中のトレードダウンには積極的ですが、それ以外のトレードにはあまり消極的な傾向があります。その中でも大きな動きとして、RidleyとClevelandの獲得が挙げられます。
Ridleyは出場停止中のトップ選手を安価に獲得した点で評価できます。Clevelandも対価を考えれば成功と言えるでしょう。
一方でJosh Oliverの放出はやや痛手でした。MINやBALで活躍しており、健康面でのリスクを懸念しての判断だったとはいえ、結果的には失敗だったと言えます。しかし、その他の放出選手については、当時は否定的な意見もあったものの、その後いずれも大した活躍はしていないため、チームへの悪影響は少なかったと考えられます。
直近のCam Robinsonのトレードについては、今年のFAで延長しないことを見越し、今が最も価値が高いタイミングと判断した可能性があります。そのままFAになれば補填ピックで3巡指名を得られた可能性もありますが、来年の補強を考えれば相殺される可能性が高いので妥当と言えるでしょう。
カットについてはMyles JackやJames Robinsonの際に疑問の声が上がりましたが、結果的には間違っていなかったようです。ただし一番後悔が大きいのはQuincy Williamsでしょう。結局NYJで昨年オールプロに選出されており、スキームへのフィットの関係もありますがチームとして彼の才能を見抜けなかったのは痛手でした。
手腕【FA】
ここが最大の弱点かもしれません。デプス要員の短年契約を除くと、2021年以降基本的には"overpay"な契約が多く、成功と言える補強は数少ないです。
成功と言えるプレイヤーはKirk、Oluokun、Engram程度です。
特に2024年は100M以上費やしたにも関わらず、当たりと言えるのはMorseのみでその他は期待外れに終わっています。
手腕【契約延長】
Cam Robinsonへのフランチャイズタグ2回からの契約延長は失敗だったと思います。平均レベルのLTに巨額を投じ、Littleを塩漬けにした判断はイマイチでした。
一方でEngramやLittleの延長延長は金額やタイミングを考えてもいい判断だと思いますし、Lawrence、Campbellは賛否ありますが個人的にはこちらも大きな問題はないと思います。
人格面に関する問題点
HCとの関係悪化
2011年にSFのGMに就任した際、現LACのHCであるJim Harbaughとともにチームの成績を大きく向上させ、PFWAのExective of the Yearに選出されました。しかし、2014年にHarbaughとの対立が激化し、最終的に彼をチームから追い出すに至りました。後任のHCも失敗に終わり、さらに後任のChip Kellyも2勝14敗でBaalkeとともに解任されています。
SFファンではないのと当時NFLを見ていなかったので詳細はわかりませんが、好成績を収められていたのはHarbaughの手腕によるものが大きかったのではないでしょうか。それにも関わらず権力に固執して責任をHCに押し付け追い出したのだと思います。
実際JAXでも11月にはOC Press Taylorの解任をめぐり、HC Pedersonとの関係悪化が報じられました。この問題はは年末でも続いていたとされ、この点でも少なくともどちらかの解任が確実視されています。
オーナーとの関係
一方、あくまで推測ですが、Baalkeはオーナーとの関係構築がうまく、Harbaughとの対立時もオーナーを味方につけ、自身の地位を維持したと思います。JAXでも非常にKhanに気に入られている印象です。
HCとのコミュニケーション不足
HCやコーチ陣とのコミュニケーションが不足しているため、チームのスキームやニーズに合わない選手を獲得するケースが見られます。これにより選手の起用法に無理が生じ、チーム全体のパフォーマンス人影響を与えていると考えられます。
HC採用への影響
Baalkeの存在が原因でHC候補者がJAXの採用を拒否する可能性があります。これも彼の人間関係構築能力に問題があることを示唆しており、チーム作りにおいて大きな障害となることが予想されます。
総括
BaalkeのGMとしての手腕は、ドラフト1巡指名やトレードダウンの成功例が目立つ一方で、戦略の一貫性やポジションバリューの評価に課題が残ります。また、FAでの補強失敗が多く、チームの長期的な基盤構築に悪影響を及ぼしています。さらにコーチングスタッフや選手との信頼関係の欠如やコミュニケーション不足といった問題は組織運営における深刻な弱点といえます。
AIにまとめてもらったところ、総合的には「局所的な成功は収めつつも、一貫した戦略や信頼関係の欠如が組織全体の成長を妨げている」と言えるようです。確かにBaakleは完全に失敗ばかりというわけではなく、極端な判断ミスも少ないため、最低限のチーム作りはできています。その結果以前より安定して8-9勝くらいできるチームにはなっているかもしれません。ただ、スーパーボウルを本気で目指し、組織全体を成長させるためにはBaalkeの解任が必要不可欠と言えるでしょう。現在Baalke解任を巡って前向きなニュースを目にすることが多くなりました。去年は今の時期に残留の方向みたいなニュースがあった気がするので、今回こそは正しい判断をするのではないかと期待も持てます。とにかくこれ以上判断を間違えないでほしいですね。