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HC Liam Coen記者会見@Annual Meeting【前編】FA・ドラフト戦略

かれこれ10日ほど前になってしまいましたが、現地時間3/30~4/2にかけて年次総会が開催されました。前回はGM Gladstoneの軽いインタビューを翻訳・要約しましたが、今回はHC Liam Coenの記者会見の内容を同様にまとめていきたいと思います。

32個の質問から構成される30分ほどの長めの動画なので、質問内容などを分類して、前編・中編・後編の3部構成としたいと思います。今回は第1部で今回のFAの話、ドラフトの見通しなどについての部分をまとめてみました。各質問の番号は時系列順なので、飛び飛びになります。

※注意:以下は公式のインタビュー動画です。翻訳・要約はAIや翻訳ツールなども使いながら行っていますが、読みやすさや雰囲気を伝えるため、一部オリジナルの表現とは異なる箇所があります。
正確なニュアンスを知りたい方は、ぜひ動画本編をご覧ください。

www.youtube.com


インタビュー本編

FA補強・Roster構築

Q1現在のRosterについてどう見ていますか? [0:00]
A 私たちが重視しているのは、チーム全体の基礎力を高めることです。安定したパフォーマンスを発揮するにはどうすべきか、そしてフットボールを愛し、堅実に取り組む選手をどう集めるかが、今の最大のテーマです。
こうした選手たちは、すでにいるメンバーともスムーズに馴染んでいけると確信しています。選手たちには「成長したい」という強い意欲があり、それはオフシーズンを通じて私たちも強く感じてきました。コーチ陣も含め、全員が新しいシーズンへの合流を楽しみにしています。
ドラフト戦略、FA補強、現有戦力との融合も順調に進んでおり、このオフの取り組みには大きな手応えを感じています。全体的に、今はとてもいい流れの中にあるといえるでしょう。
Q2FAで補強した選手たちについてどのように評価していますか? [0:44]
Aまず、Patrick MekariChuma EdogaRobert HainseyFred JohnsonといったOL陣は、いずれもフットボールへの情熱が強く、ポジションに必要な資質をしっかり備えた選手たちです。
なかでもRobert Hainseyは、過去に私たちのシステムを経験している点が大きなアドバンテージです。これにより、Luke Fortnerと合わせて2人の「システムに精通したOL」が揃いました。彼らの存在は、他の選手たちの理解を助けるだけでなく、コーチングの面でも多くのプラスをもたらしてくれるはずです。
オフェンスでは、WR Dyami Brownの加入が大きなポイントです。彼は縦のスピードに優れたレシーバーで、フィールドを広く使える選手です。これにより、BTJBrian Thomas Jr.)が常にオフェンスの中心として責任を負い続ける必要がなくなります。ディフェンスのマークが分散され、より多彩な攻撃が展開できるようになるはずです。
ディフェンスでは、Jourdan Lewisの加入が鍵になります。彼は経験豊富なDBで、後方の安定感をもたらしてくれますし、Eric Murrayとのポジション争いもチームに良い刺激を与えるはずです。
全体として、今回のFA補強は「チームに落ち着きをもたらしながら、同時に競争も促す」という、非常にバランスの取れたものになりました。「バランスの取れたフットボール」を目指す上で、重要な一歩になったと感じています。
Q3補強した選手たちは、チームのシステムへの理解があるとのことですが? [1:59]
Aはい、それは非常に重要なポイントです。選手だけでなく、コーチングスタッフの多くも私やこのシステムに馴染みがあり、そのおかげで準備が非常にスムーズに進んでいます。
私自身、HCになってからは現場に直接関わる時間は少なくなりましたが、チーム施設内での会話やプレゼンの内容はとても自然に頭に入ってきます。それは、自分にとって馴染みのある流れだからこそです。
たとえば、プロテクションの導入においても、QB・WR・OLの各ポジションコーチがすでにこのシステムを経験しています。そのおかげで、導入プロセスに無駄がなく、非常にスピード感のある取り組みができています。
Q13Cの選手がすでにオフェンスのシステムを理解していることは、どれほどチームにとってプラスになりますか? [11:21]
Aそれは非常に大きな意味を持ちます。先ほども触れましたが、HainseyLuke、2人のCがそれぞれこのシステムのバージョンをすでに経験しているという点は、特にQBのTrevorにとって大きな助けになります。
とはいえ、その経験に頼りすぎるのではなく、最終的には全員がシステムを深く理解し、しっかりコミットしていくことが必要だとも考えています。
それでも、CとQBの間にすでに信頼関係とコミュニケーションの基盤があるというのは、やはり大きなアドバンテージです。
Q24OLについてですが、現時点で以前より手応えを感じていますか? [22:20]
Aもちろん、サイズやパワーといったフィジカル面はOLにおいて大きな要素です。ただ、それ以上に大切なのはメンタリティだと考えています。さらに、どのように指導し、どのように意識づけをしていくか――つまりそのプレースタイルや姿勢がどれだけ定着するかが、もうひとつ重要なポイントです。
だからこそ、現時点では「すぐに評価を下す」のではなく、もう少し時間をかけてじっくり見ていきたいというのが正直な気持ちです。
とはいえ、競争力と選手層という点では確実に手応えを感じています。今回、堅実でしっかりした選手が加わったことで、チーム全体の“土台”を確実に底上げしてくれる存在になってくれていると感じます。
ただし最終的な判断は、やはり実際に競争の場に立ち、私たちが目指す方法でどこまでやれるかを見てから。そこに真の評価のタイミングがあると思っています。

ドラフト戦略・GMについて

Q4スケジュールの進行が、あなたとJames(Gladstone)の動き方に影響しているのでしょうか?どのように対応していますか? [2:42]
A ここ数週間は、ほとんど毎日、Jamesと一緒に時間を過ごしています。私たち2人が、このプロセスの中心となって動いてきました。もちろん他にもサポートしてくれるメンバーはいますが、Jamesとは特に密に連携しています。
彼は非常に優秀で、複雑な情報をシンプルかつ的確に整理してくれるんです。私よりずっと賢いので(笑)、ドラフトの方針や戦略も、彼の説明を通じてより深く理解できるようになっています。
また、選手をいくつかのカテゴリー(いわゆる“バケット”)に分けて、誰をどのタイミングで狙うかという全体のマッピングも彼が主導してくれています。彼のおかげで、私自身も高いレベルでドラフト戦略を捉えられていると感じています。
Q6ドラフトのプロセスが短期間で始まりましたが、その中でJamesの情報整理の工夫を感じる場面はありましたか? [4:42]
A はい、特に「カテゴリー分け(バケット)」の考え方が鍵ですね。私たちは、選手を段階的に分類していて、各ラウンドに2つの“バケット”を設定することで、情報を過不足なく整理できているんです。
また、LAR時代に評価していた選手の中にも、今のチームで再検討すべき候補がいて、そういった選手の情報も丁寧に整理・統合しています。
Jamesの手法は非常に組織的で洗練されていて、たとえるなら「オフェンスやディフェンスのコールシート」のような作り方なんです。いわゆる一般的な“ドラフトボード”というより、より読みやすく、理解しやすい設計になっていて、私にとってもとても助かっています。
彼が「コーチの息子」だという背景も、この整理力に表れていると思いますし、そこには本当にリスペクトを感じています。
Q16今回のドラフトでは、チームとしてどのような選手を獲得したいと考えていますか?スムーズに進めるために意識していることは? [13:54]
A私たちがよく話しているのは、「本当にフットボールを愛している選手を見つけたい」ということです。単にプレーが上手いだけでなく、フットボールに心から打ち込み、まさに“フットボールを生きている”ような選手たちですね。
その上で、メンタル的にもフィジカル的にもタフであること。これは、私たちにとって絶対に譲れない条件です。
よく「速い」「強い」「手足が長い」といった身体的な特徴で選手を語ることがありますが、今回はそうした形容詞を手放して、もっと本質的な問い――「この選手を本当に欲しいと思えるか?自分たちがコーチしたいと思えるか?」というシンプルな基準に立ち返って判断しようとしています。
結局のところ、競争を愛し、勝つことを知っている選手が必要なんです。できれば、強豪プログラムで育ち、何を求められているかを理解していて、それを実行に移せる選手。
昨年のTB でも、新人選手たちがそういった背景を持っていて、チームに非常にスムーズに馴染んでくれました。だからこそ、経験値や育成環境といった背景も、ドラフトにおいて大きなポイントになると実感しています。
Q18LAR はドラフト中心のチームビルディングへと方針を転換しましたが、その過程でJamesはリードストラテジストを務めました。あなたが彼と再び仕事をしたとき、以前と比べてどんな変化を感じましたか? [15:45]
Aまず前提として、私とJamesは以前から一緒に働いてはいましたが、いわゆる“親友”という感じではなく、どちらかというと、プロフェッショナルな関係という感じでした。
当時の彼は、ドラフト後のUDFA選手の獲得プロセスを主導していて、それを単に“担当する”というレベルではなく、コーチ陣とスカウト部門の両方と積極的に連携しながら中心的な役割を果たしていました。その現場は本当に慌ただしくて、まさに“弾が飛び交うような”混乱の中だったんですが、彼は冷静さを失わず、高度なコミュニケーションを保ち続けていたんです。その姿を見て、「この人は本当にすごい」と心から感心しました。
そして2022年に戻ってみたら、彼はさらにステップアップしていて、今度はLes SneadSean McVayと肩を並べながら、ドラフト戦略そのものを主導する立場になっていたんです。それを見たときには、「おいおい、キャリアの進み方、速すぎるだろ!」って本気で驚きました(笑)。
彼のすごさは、どんなタイプの人とも的確にコミュニケーションが取れるところです。加えて、組織力やマネジメント能力にも非常に優れていて、それは今、私がヘッドコーチとして日々の業務をこなす上で本当に大きな支えになっています。
Q25OLに多くの補強を加えましたが、ドラフトではDLにも手を加える予定ですか? [22:55]
A基本方針として、最終的にはDLにも競争を加えていきたいと考えています。現時点でも、DLには非常に優れた選手たちが揃っていると思っていますし、事実、すでに1巡指名の選手が3人も在籍しているポジションです。
だからこそ、まずはその3人に今シーズンしっかり結果を出してもらい、グループ全体をさらに引き上げていってほしいという期待があります。そのうえで、ポジション全体を継続的に評価しながら、今後の補強も考えていくつもりです。
どのポジションになるにせよ、インサイドであれアウトサイドであれ、DLには何らかの補強を加えたいと考えています。

まとめ

基本的にはGladstoneと同じような内容が多く、何度も言っているようにチーム内での方向性がしっかり一致していることが伺えます。

FAでバランスよく底上げしつつ文化の構築に影響しそうな選手を加え、ドラフトで天井を上げる、ということですね。またシステムに精通している選手を加えることで導入をスムーズにしています。特にOLの補強を重視していることも好印象です。

そしてドラフトでは、以前のBaalkeのように手の長さなどの身体能力を重視するわけではなく、やはりGladstoneの言う“Intangibles”を重視するようですね。素晴らしいことです。今回手をつけていないDLへの介入も期待できそうです。


今回はFA補強やドラフトに関する話を中心にまとめました。次回は、コーチとしての哲学やカルチャーに関する部分を取り上げます。

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