
試合概要
日時: 8/24 AM8:00〜(日本時間)
会場: Hard Rock Stadium, Miami Gardens, FL
観客数: 64,808人
欠場者
The following players will not participate in #JAXvsMIA ⤵️@farahandfarah | #DUUUVALhttps://t.co/OCGsCYmxPb
— Jacksonville Jaguars (@Jaguars) 2025年8月23日
Coenより「スターターにはすでに経験を済ませたため若手にチャンスを与える」といった趣旨の話があり、Maason Smith、Devin Lloyd、Andrew Wingardのみアクティブとなっていました。
控えではケガ人に加えて、Eli Pancol、Daniel Thomas、Bhayshul Tuten、Chuma Edoga、Hunter Long、Johnny Mundt、Emmanuel Ogbah、Dawuane Smootが欠場となりました。
MIAもTyreek HillやDe'Von Achane、Austin JacksonやルーキーKenneth Grantをはじめ多くの選手がケガで欠場となりましたが概ねスターターが出場となりました。
試合結果
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
|---|---|---|---|---|---|
| JAX | 0 | 6 | 0 | 0 | 6 |
| MIA | 0 | 8 | 6 | 0 | 14 |
試合の流れ
| 2Q | |||
|---|---|---|---|
| 11:57 | MIA | TD | T. Tagoviloa→M. Washington 25yd Pass (2PT Succeeded) |
| 6:03 | JAX | FG | C. Little 43yd |
| 0:00 | JAX | FG | C. Little 59yd |
| 3Q | |||
| 8:25 | MIA | TD | M. Boone 7yd Rush (2PT Failed) |
全体の印象と課題点
ディフェンスが奮闘
この日はほぼ控えのメンバーとなりましたが、2ndディフェンスは、Tua率いる1stオフェンスに対して2シリーズを3&OUTに抑えました。HillやWaddleなどのWRは出場していなかったとはいえ喜ばしい結果でした。試合全体でも6サックを記録し、Coenからも「ディフェンスは自信を持ってプレーをしていた」と称賛されています。
パスオフェンス崩壊
一方でオフェンスは終始精彩を欠きました。この日のスターターWolfordは3/5で25ヤード、Heniganも15/21で77ヤードにとどまり、1試合通してパス全体で102ヤード、WRは37ヤードのみと悲惨な結果に終わりました。みていてもロングパスは全くみられず最高でも10ヤード、ほぼチェックダウンや短めのパスのみでした。そこまでOLが崩壊していたというわけでもないのにこの結果は非常に残念です。これはプレーコールによるものなのか、あるいはQBが投げられなかっただけなのかはしっかり見直していないので定かではありませんが、この控えパスユニットに大きな不安があることは間違いなさそうです。そして2戦目同様、最後の同点を狙えるドライブでINTをくらって実質試合終了となりました。このタイミングでやらかしてしまうのはなかなかきついかと思います。
📈Stock Up
K Cam Little
プレシーズン通じて抜群の安定感を誇るLittleは、この試合でも43ヤード、59ヤードのFGを成功させました。特に59ヤードでももはや一切の危なげもなく軽々決まっていましたね。ロングレンジでも安定して得点できることは、レギュラーシーズンで大きな武器になるでしょう。
EDGE Danny Striggow / B. J. Green II
この2人は今回もよかったですね。前の試合に比べたら控えめでしたが、それでも2人仲良く1つずつサックを決めています。できれば残したい選手たちです。
LB Jack Kiser
ブリッツからのナイスサックと合わせて3つのQBプレッシャーを記録しています。パスカバーも悪くなく、当初は4巡で彼をとったのは微妙かと思いましたがよさそうな感じです。ただOluokun、LloydとさらにMillerもいるので出番はあまりないと思いますがなかなか層の厚いユニットになっているんじゃないかと思います。
OL Sal Wormley
この日は2nd~3rdのOLであり、特に両タックルがひどかったこともありあまり見るべき点はなかったのですが、その中でもUDFAであるWormleyはパスプロ、ランブロックともに安定していました。この日はプレッシャーは0であり、非常にいい出来だったと思います。この日のPFFグレードは84.9とオフェンスの中でトップの数値でした。おそらくギリギリ残るのは厳しいとは思いますが、できれば今年はPSで帯同して来年Roster入りを狙ってほしいなと思います。
📉Stock Down
控えQB陣
一部上で述べましたが、この日出場したWolford、Heniganともに不安しかない内容となりました。Mullensもバックアップとして信頼できる程の実力はなくLawrenceが負傷した際のセーフティネットが薄いことが改めて浮き彫りとなりました。おそらく大きな動きはないと思いますが、Lawrenceがケガをしないことを祈るのみです。
OL Javon Foster
昨年の4巡でできれば頑張ってほしいと思っていた選手でしたが、キャンプから全くいい話は聞かず、そのまま3rdチームとなり、今回の試合では先発しましたが、序盤相手がスターターのEDGEだったこともありぼろぼろにやられていました。残念ながらカットされるでしょう。PSにも残らないのではないかと思っています。
まとめと今後
JAXはプレシーズンを0勝2敗1分で終えました。守備陣は2戦目以降安定したランディフェンスと多彩なブリッツやスタントによるサックで光を放ちました。
一方オフェンスは2戦目のスターターは期待のできるパフォーマンスでしたが、控えのパスユニットにはプレシーズン通じて不安が残る内容でした。
すでに53人へのカットが少しずつ始まっていますね。現状予想外はありませんが、この数時間に注目ですね。