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NFL Jacksonville Jaguars(ジャクソンビルジャガーズ)の応援ブログ

【2025 Interview】9/29 Liam Coen|ー勝利の裏にある実行力と完成度への課題ー

現地月曜日、激闘から一夜明け、Coenがメディアに対応し、直後の会見では語られなかった細かい内容について語りました。
※注意:以下は公式のインタビュー動画です。翻訳・要約はAIや翻訳ツールなども使いながら行っていますが、読みやすさや雰囲気を伝えるため、一部オリジナルの表現とは異なる箇所があります。
正確なニュアンスを知りたい方は、ぜひ動画本編をご覧ください。

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Liam Coen

Q 1 コーチとして、相手チームのコーチからの挑発的な発言を試合前に受け取ったことはありますか? [0:00]
A はっきりと覚えているものはありませんが、大学のSECでは時々そういうことがあったかもしれません。ただ、結局のところ常に何かしらの「きっかけ」を探しているものです。選手としてもコーチとしても、競争心をかき立てる材料が必要なんです。Michael Jordanが、誰かに言われたことを自分で作り上げてモチベーションにしていたように、そういうのもこの世界では一つの要素なんですよ。今回も、そうした雰囲気が少しチームに影響を与えたと思います。
Q 2 試合後にフィールドでRobert Salehとやり取りする姿が映っていましたが、選手たちはあなたの熱い一面を見るのが好きだと言っていました。そういう姿勢を見せることがロッカールームに良い影響を与えると意識していますか? [0:53]
A 私たちは皆、非常に競争心を持ってこの世界にいますからね。これは競技であり、私たちの職業でもあるわけです。選手たちがあのようなフィジカルで、気持ちのこもったプレーをしてくれたことには本当に感謝しています。今のチームはまさに「闘志を持ってプレーしている」と感じています。そして、その闘志を持って準備し、戦い続ける姿勢にロッカールーム全体が共感し続けてくれるなら、チームとして前進していく上で必ずプラスになると思います。
Q 3 先ほどRobert Salehが「今のOLが好調なのは、スキームが彼らの良さを引き出していて、攻撃にバランスがあるから相手ディフェンスが読みづらい」と話していましたが、それについてどう感じますか?また、OL全体の評価も聞かせてください。 [1:57]
A まさに私たちがオフェンスの構築で目指しているのは「バランス」です。ただ単にランとパスを50対50にするという意味ではなく、プレーの中にプレーを織り交ぜて、相手ディフェンスが予測しづらくなるような構成にしています。これにより、OLの選手たちは余計に考え込まずに済みますし、同じような動きの中で異なるプレーを展開できるんです。最初のタッチダウンはワイドゾーンのプレーで、私たちはその精度をかなり上げてきました。また、いくつかのトランスポーテーション系のプレーも加え、ランプレーにバリエーションを持たせています。インサイドばかりでもアウトサイドばかりでもなく、ゾーンとギャップを織り交ぜることで、相手ディフェンスがブロックの方向や意図を読み切れないようにしているんです。毎週のゲームプランを立てる際、私は特に「OL」と「QB」の2つのユニットにとって戦いやすくすることを意識しています。私の考えでは、この2つのポジションが最も難しいからです。だからこそ、前線の選手たちをサポートし続けたいと思っています。 そして、今まさに彼らは非常に高いレベルでプレーしています。今回、SFがQBヒット0だったのは2015年以来のことらしいですが、それを達成できたのは本当にすごいことです。7人もの選手が入れ替わりながらも、まったく遜色ないパフォーマンスで、フィジカルかつ激しくプレーしてくれました。もちろんまだ修正すべき点は多くありますが、勝敗はラインの出来にかかっていると思います。そして、ラインが良いプレーをしているときは、チーム全体も良い流れになります。
Q 4 OLの素晴らしいスタッツを踏まえて、Trevor Lawrenceの今週のパフォーマンスをどう評価しますか? [4:18]
A 前半だけを見ると、かなり冴えていましたね。ボールを素早く出して、パスも正確で、特に左右両方へのアウトブレイク系のパスの精度が大きく向上していました。ただ、前半にいくつかロングパスのチャンスを逃したのは事実です。そして後半に入ると少しスロースタートになり、Travis Etienneへのパスを左サイドでミスしました。さらに、ペナルティが増えてきたことでオフェンスのリズムも乱れてしまいました。いくつか惜しいミスも見られましたが、本人も認めているように、そこはしっかり修正していかないといけません。ただ、ターンオーバーはなく、ランプレーにおいても正しい判断でチームを良い位置に導いてくれました。特にプロテクションの調整やスキームの理解度は素晴らしく、的確な判断で正しいプロテクションに導いてくれています。全体的にはポジティブな方向への一歩だったと思いますし、後半のいくつかの課題も十分に修正可能です。最後のドライブでサイドラインに出てほしい場面もありましたが、Hunter Longへのビッグプレーは素晴らしいものでした。今後につながる多くの収穫があった試合でした。
Q 5 BTのパフォーマンスについてどう評価しますか?また、彼が昨年得意としていたようなシチュエーションでの起用について、工夫している点はありますか? [5:48]
A 今回の試合で彼に投げたアウト系のミドルパス、例えば5ヤードアウトや10ヤードアウト、カムバックルートなどは、相手の映像分析から有効だと判断したものでした。バーティカル系では結果を出せなかったのは正直フラストレーションが残りますが、それでもBTのプレーには非常に満足しています。サイドラインでは非常に積極的にコミュニケーションを取ってくれて、「アウトは取れてるから、どんどん投げてくれ」といった声もくれました。実際にいくつか大きなキャッチも決めてくれましたし、動きにもスピードがあり、自信に満ちたプレーぶりでした。全体としても、今後に向けて大きな収穫だったと思います。
Q 6 Travon Walkerの状態について、最新情報はありますか? [6:51]
A 試合中に手首を痛めました。今日、専門医の診察を受ける予定です。現在は情報収集中で、診察後に今後の見通しが明らかになる予定です。
Q 7 Josh Hines-Allenと数ヶ月間毎日接してきた中で、舞台裏で特に印象的な彼の取り組みは何ですか? [7:10]
A Joshは毎日チーム施設に一番乗り、もしくは少なくともトップ3には入るくらい早く来ています。そして、彼の取り組みは非常に几帳面で、毎日のルーティンがしっかりと確立されています。まずは身体のケアを最優先し、その上で対戦相手のタックルの研究や、自分のパスラッシュの第一手・第二手の選択肢まで、すべて計画的に準備しているんです。そして何より、今の彼は非常に高いレベルでプレーしており、ランにもパスにも大きな影響を与えています。闘志を持ってプレーしているのが伝わってきますし、私は今のJoshに非常に満足していますし、今後ますます良くなると感じています。今回はリーグでもトップクラスのタックルと対戦しましたが、彼はここ4週間でその選手に最も手を焼かせたラッシャーの1人だったと思います。本当にチームにとって大きな影響を与えてくれている存在です。
Q 8 誰もが50対0で勝てたらいいと思っていると思いますが、チームを築いていく段階では、いわゆる「内容は良くないが勝つ」ことに逆に意味があるのでしょうか? [8:35]
A 「内容が悪い勝ち方」というのが本当にそうなのかは難しいところです。このリーグでは勝つこと自体が本当に大変なことですから。確かに、ここ2試合は1Q、2Q以降リードを保ったまま進められており、試合をしっかりコントロールできていたと感じています。 ただ、ターンオーバーやパントリターン、キックリターンがあった試合であれば、本来ならオフェンスとして40点取れていてもおかしくなかった。そういった意味では、フラストレーションも感じています。ただ、今はまだ9月。そうした課題に取り組む時間は十分にあります。仮に、試合終盤に追いかける展開ばかりで土壇場で何とか勝っていたような内容なら、もっと不安を感じていたと思います。でも、実際には試合を通じて主導権を握れている。あとは「次のレベルの完成度」を見つけるだけです。今の我々の課題は、試合を通じて主導権を握っているにもかかわらず、スコアとしては接戦に見えてしまうという点です。その原因は、安定した実行力の欠如にあります。ですから、次のステップはその「安定した実行力」を手に入れて、もっと試合を決定的なものにすること。それが今のメッセージであり、特にシーズン序盤でこうした学びを得られているのは大きいことです。
Q 9 「内容が悪い勝ち方」ではなく、「あと少しで完璧」という表現の方が正確ですか? [10:34]
A そうですね、その表現の方がしっくりくると思います。実際、フィールドでは素晴らしいフットボールが多く見られていて、特にオフェンスにおいてはハイレベルなプレーがたくさん出ています。ただ、その一方で「低調な瞬間」があると、それが極端に落ち込んでしまうんです。もちろん、60分間ずっと完璧にプレーし続けるのは現実的ではありません。でも、調子が落ちた時に、そのプレーが「またしても3rd&20か」と思うような大きなミスになるようではいけません。大事なのは、集中力と実行力を維持して、その落差を最小限に抑えることです。そして、こうした課題に取り組めるのが「勝ったあと」であるというのもポジティブな点です。勝利の中で修正点を見つけられるのは大きな強みだと思います。
Q 10 Travis Hunterが試合後、「3rd&15で決めたあのキャッチは、練習でもあまり成功していないプレーだった」と話していました。あのプレーは最初から彼がメインターゲットだったのですか? [11:23]
A あれは「アラート」と呼んでいるルートです。彼はストリークで走り、フィールド中央に向かってセーフティの動きを見るのが基本です。カバー2やカバー4の時は近い方のセーフティ、カバー3ならポストセーフティをターゲットにします。これは、クリアアウト(引きつけ)とその裏にあるダガー(深いイン)という組み合わせのプレーです。昔から言われているように、カバー2やカバー4でセーフティが外側に開いたままなら、「アラート」のサインなんです。アラートは基本的に「アラート → 1番手 → 2番手 → 3番手」という順で読んでいきます。アラートが開いていれば即狙える、ということですね。今回のプレーは本当に大きな瞬間でした。Travisが高く跳び上がって、強いコンテストの中でキャッチしてくれた。しかも、Fred Warnerの頭越しにボールを通すという、素晴らしいスローでもありました。彼はこのリーグで最もダガーに強い選手の一人ですから。Fredは深さを取るのが非常にうまく、そのあとアンダーニースにも素早く対応できる。だからこそ、あの瞬間はチームにとっても本当に価値のあるビッグプレーでした。
Q 11 Montaric Brownの復帰がTravis Hunterのディフェンススナップ数に影響を与えているのでしょうか? [12:55]
A いいえ、それは関係ないと思います。Travisについてはまだ起用法についてプロセスの途中であり、少し慎重になっている部分があります。今週は再びしっかり出場機会を与えるつもりですし、Montaricが戻ってきたのは本当に嬉しいことです。今回の試合ではMontaricをどうしても出したいという意図があり、プレー可能であれば起用することは既に決まっていました。TravisBuster、そしてJarrianがそれぞれ良いスナップを重ねてくれていることに、私たちは全幅の信頼を置いています。このように複数の選手がプレーできる体制が整っているのは、チームにとって非常に大きな強みです。
Q 12 3つのターンオーバーがなかった場合、試合がどうなっていたか気になったりしますか? [13:37]
A そうですね、もちろん気になります。ターンオーバーが立て続けに起きている今の状況をどう乗り越えるかという話は、チーム内でもよく出ています。ディフェンスに関しては多くの良いプレーがある一方で、ターンオーバーが発生しなかったときに備えて、状況判断や実行力といった部分をさらに磨いていく必要があります。そしてオフェンス側も、ターンオーバーによって得た良いフィールドポジションがなければどうなるか、つまり「結果よりプロセス」が重要になるんです。プロセスがあってこそ、結果が生まれます。今のところはターンオーバーが起きていますが、選手たちはそれを十分に理解しています。試合後の飛行機での移動中も、選手たちは「これは異常な状況だ」と口々に話していました。このターンオーバーに頼らずとも試合を支配できるよう、より高い実行力を目指していかないといけません。
Q 13 昨日の試合では、Jack KiserRayuan Lane、それにChumaCole Van Lanenなど、多くの選手が途中出場で重要なスナップをこなしました。選手にとってこれはどれだけ難しいことで、それでも戦力の落ち込みが見られなかったのは何を意味していると思いますか? [14:54]
A 本当に大きな意味を持つことです。ChumaColeが試合に入ってもパフォーマンスの低下がなく、むしろチームの流れを保ち続けてくれました。ディフェンスではKiserがスナップをこなしましたし、BJ Greenも出場。Rayuan Laneも、EricAntonioの離脱に対応してしっかりプレーしてくれました。彼らが試合に出たときにスムーズに対応できたのは、しっかりとプレーブックを読み込み、練習でのレップを意識して取り組んでいたからです。そして同時に、コーチ陣の準備も称賛されるべきです。PerkinsMilusTemCampyなどが、それぞれの選手に合ったプレーコールを選び、リスクの少ない状況を作ってくれました。OLでもShaun SarrettKekuewaTrevor (Mendelson)らが、5人揃えるだけでも大変な中、7人もの選手が試合に出てスムーズにプレーできるよう準備してくれたんです。こうした取り組みが、途中出場でも全体のクオリティを落とさない要因となっており、まさに選手の学びと努力、そしてコーチ陣の指導が噛み合った成果だと思います。
Q 14 Cam Littleが70ヤードのFGを成功させたことで、観客の中には「ミッドフィールドを越えたらもうFG圏内」と期待する人も出てきました。しかし最近はいくつか失敗もあります。彼への信頼や、いわゆる“グリーンライン”の基準について、何か変化はありますか? [16:32]
A Camへの信頼はまったく揺らいでいません。昨日のキックも、本当に芯を捉えた素晴らしいキックでした。風が強かったので、彼はもっと右から左へ流れると予想して蹴ったのですが、思ったほど風が動かず、少し外側に外れてしまっただけです。キック自体がミスだったわけではなく、パワーも高さも完璧でした。チームも誰一人として彼への信頼を失っていません。本人も「あのキックは決めなければいけなかった」とわかっています。実は先週も同じような状況、同じハッシュマークからのキックで、彼にとっては得意な位置です。 スナップからホールド、ブロックまでの全体的なオペレーションも良くなってきていますし、全く心配はしていません。彼は「偉大になりたい」と本気で思っていて、全力で努力しています。だからこそ、「そんなに考えすぎず、思いきって蹴ってこい。お前は特別な選手なんだから」という言葉をかけたくなります。 とにかくCamへの信頼は絶大ですし、これからも彼は良くなっていくと確信しています。
Q 15 以前、CIN戦で起きたコミュニケーションの問題に触れていましたが、今回の試合でもディレイオブゲームなどのペナルティに関して、同様の問題はありましたか? [18:07]
A 一度、ヘッドセットのマイクが切れてしまい、Trevorに私のプレーコールが聞こえなかった場面がありました。彼はその場で即興的にボールをスナップしようとしました。また、サイドラインからの人員交代で、ハドル内での混乱も一度ありました。ただ、こうした課題については今後改善できるしっかりとした計画を立てています。今週はDyami Brownが欠場し、ParkerがZレシーバーとして起用され、TimがXとZのバックアップ、さらにTravisと一緒にFも担当していたParkerが今度はZの役割をフルで担うなど、多くのポジション変更がありました。我々が採用しているオフェンスシステムは、正直シンプルなものではありません。だからこそ、コーチ陣として「オペレーション上の問題を取り除けば、チームはどこまで行けるか?」を常に考えなければなりません。最終的には、それを整理して選手たちに「考えすぎずにプレーできる環境」を整えるのが我々の責任です。全員に多少の責任はありますが、最終的にはそれを取りまとめる私、そしてオフェンススタッフ全体の責任です。