試合概要
日時
2025/9/29(Mon) AM5:05(日本時間)
会場
Levi's Stadium, Santa Clara, CA
今までの対戦成績
通算成績
今までの対戦は7回、JAXの2勝5敗、直近は5連敗
直近の試合
2023/11/12 Home 34-3で惨敗
ユニフォーム
Golden Gate getup@SherwinWilliams | #JAXvsSF pic.twitter.com/dQ9MEFI8Em
— Jacksonville Jaguars (@Jaguars) 2025年9月26日
Injury Report
JAX
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— Jacksonville Jaguars (@Jaguars) 2025年9月26日
先週の試合にて怪我で離脱したDyami BrownはQuestionableとなりました。彼の動向次第ではWashingtonやHunterのスナップ数も変わってきそうです。PSからTEのQuintin MorrisとWRのAustin Trammellが昇格しています。これは出場厳しそうということなのでしょうか。
また、その後の情報でAbdullahがOUTとなったとの情報が入りました。まぁGardeckがいるのでそこまで影響はないと思います。
また、引き続きMilumがOUTとなりました。試合にはどちらにしても出ないと思うのでまだ直接影響はないでしょうが、そろそろ復帰してほしいところですね。
SF
Brock Purdy is cleared and will start on Sunday.@dignityhealth practice report: https://t.co/2L2TyIXnKE pic.twitter.com/Te5DEvbOqt
— San Francisco 49ers (@49ers) 2025年9月26日
すでにNick Bosa、Brandon Aiyuk、George Kittleというチームを代表する選手がすでにIRで欠場が決まっています。それでも強いのだからさすがですね。
一番注目のBrock PurdyはInjury Reportからも外れ、万全の状態で出場できそうです。Rickey Pearsall、Jauan Jenningsはメインターゲットとなると思いますが、出場できるようです。CBのRenardo Greenだけは少し不透明のようです。Eli AppleがPSから昇格していることから欠場なのでは、と言われていますがそうなれば少しパスゲームで有利かもしれません。
昨シーズン〜オフの動き(SF)
昨シーズン成績
2024年シーズンはケガ等が影響したのか6勝11敗と負け越してプレーオフを逃しました。
FA・トレード加入/離脱
大型補強はなく、主に流出が目立ったオフとなりました。
加入
Demarcus Robinsonを獲得。開幕3試合を薬物規約違反で欠場、今週から復帰予定。
JAXからMac Jones、Luke Farrellを獲得。
今夏PHIで不発だったBryce Huff、WASからBrian Robinson、KCからSkyy Mooreを獲得しデプスを強化。
離脱
FAでTalanoa Hufanga、Dre Greenlaw、Charvarius Wardといったディフェンスの主力が流出。またJavon Hargraveをリリースしました。
エースの1人だったDeebo SamuelをWASにトレード。そして昨シーズンブレイクしていたJordan MasonをMINにトレードしました。
ドラフト
1巡でGeorgiaのEDGEのMykel Williams、2巡でDLのAlfred Collinsを指名しました。現時点で主力となっているのは2人のみと思われます。注目すべきはMykel Williamsで、指名時は素材型と見られていたようで、デビュー戦はまだまだ足りなそう、という感じだったようですが、その後の2週で大きく評価を上げてすでに1巡として遜色ない活躍をしているようです。
Mykel Williams has gotten better with each week, posting 9 pressures and 6 stops in the last two weeks 👀 https://t.co/NdNhxSqc8w pic.twitter.com/WQtAMtELxQ
— NFL Draft Files (@NFL_DF) 2025年9月22日
コーチングスタッフ変化
- DCとして前NYJのHC、また元DCのRobert SalehをDCとして再度契約。
シーズンスタッツ(2024)
負け越しているものの、パスオフェンス、ディフェンスはトップレベル、ランに関しては中堅といった感じでした。
今シーズンのチーム状況(SF)
今シーズンの成績
開幕3試合で3連勝。Week1はSEAに17-13で競り勝ち、QB Brock Purdyが277ヤード、2TDと好調な滑り出し。Week2はNO相手にPurdyが負傷しMac Jonesが出場しましたが、279ヤード、3TDと大活躍し26-21で勝利。Week3はARIに苦戦するものの再度Mac Jonesが出場し、最後は新KのEddy PineiroのFGで16-15と競り勝ちました。Pearsallがこの試合で117ヤード、3試合で281ヤードとリーグで3番目の記録で今年ブレイクしそうな気配を感じます。
この3試合すべて1ポゼッション差で競り勝っており、こういうけが人も多くつらい状況でもしっかり勝ち切るというのが強者の風格という感じですね。
ディフェンスは計3試合で平均16.3失点と堅守。一方獲得ヤードの割には得点は平均19.7点と取り切れていない様子。
注目選手
QB Brock Purdy
2022年にMr. irrelevantとして指名され、その年から大活躍し、チームをカンファレンスチャンピオンシップまで導く。2023年にフランチャイズ記録となる4,280ヤードと113.0のQB Ratingを樹立。プロ入り25試合で69.1%のパス成功率、112.6のQB Ratingと素晴らしい記録。今年は足の指の負傷で2試合欠場したものの、素早い判断力と正確なボールプレースメントを備えたポケットパサーであり、復帰すれば攻撃の爆発力は計り知れない。
RB Christian McCaffrey
2023年に2,203ヤードのリーグ最多のスクリメージヤードと21タッチダウンを記録しAP年間最優秀攻撃選手に選ばれた万能RB。キャリア通算で6,387ラッシングヤードと4,466レシービングヤードを積み上げ、ランパス両方でディフェンスに脅威を与える。2024年は4試合で負傷したが、今季は健康で再び攻撃の中心として活躍中。
WR Ricky Pearsall
2024年ドラフト1巡で加入した2年目WR。今季3試合でリーグ3位の数字をマークし、身体のコントロールと空間認識に優れ、「ゾーンの穴を見つけるセンスがある」と殿堂入りQBのSteve Youngも称賛しているよう。今年はDeeboがトレード、Aiyukがケガで出遅れる中、エースWRとしてブレイクの兆し。
OL Trent Williams
今年16年目ながら全く衰えを知らないリーグ屈指のLT。11回のプロボウル、3回のオールプロ1stに選出。強靭なフィジカルとフットワークでパスプロテクションの要となり、ブラインドサイドの安定感は随一。ランブロックでも圧倒的なパワーを発揮。経験とリーダーシップも兼ね備えたOLの支柱。
LB Fred Warner
ディフェンスのリーダーで直近5年で4回のオールプロ1st、プロボウルに選出、2025年のNF Top100でも16位にランクイン。2024年は足首の骨折を抱えながらも131タックル、2INT、1サック、4FFを記録。高いフットボールIQに加え、ランストップからパスカバーまで万能にこなす、将来殿堂入りが確実視されるほどの選手。
シーズンスタッツ(2025)
Purdy欠場にもかかわらずパスオフェンスはトップレベル。強力なパスラッシャー、Fred Warner、安定したセカンダリーもありパスディフェンスもリーグトップ。一方でランに関してはオフェンスディフェンス共に付け入るスキはあるかもしれない。
注目ポイント
オフェンス
ドロップの改善
ただでさえ強力なディフェンスが相手です。CoenやLawrenceも言っていたように、一発を狙うのではなく10~12プレー連続で小さなゲインを積み重ねていく、というゲームプランになるかと思います。そうなった場合に1つのドロップがオフェンスを停滞させてしまうのは明らかです。現状のリーグワーストレベルのドロップ率が持続するようなら勝ち目はないでしょう。
Warner対策
Warnerはランでもパスでもどこにでも顔を出すでしょう。不用意に中央のゾーンへのパスを行えばインターセプトされかねません。またCoenの得意なスクリーンも読まれれば狙い目になります。うまく裏をついていきたいですが、なかなか難しそうですね。
ランゲームの確立
パスディフェンスの強い相手なので、ランゲームが重要になります。DLとWarner相手にどこまでやれるか、というところはありますが、今までのスタッツでは平均103ヤード程度を許しているのでここである程度確立できれば攻め方も楽になるかもしれません。とにかくじわじわ時間を使いながら進めたいですね。
ディフェンス
McCaffrey対策
この試合での1番の理不尽はきっと彼でしょう。ランはもちろん簡単なチェックダウンでもロングゲインになります。LBではとてもカバレッジはできませんし、どうやって抑えていくのかはわかりません。Lewisとかつけるのかな。ランに関してはOLも強いのでDLで押し負けないこと。この時点で少し不安です。さらにタックルを確実に決めてコンタクト後のヤードを稼がせないこと。このあたりには注目です。トータル100ヤードちょっとならいいですが、McCaffreyが止まらなければ勝ち目はありません。
WRとの1対1
今までとの違いはChase、Collinsといった現時点でのリーグトップレベルのWRはいないということです。Pearsallにはその気配はあるもののまだ2年目でそこまでではないはず。Campbellがしっかりカバーをすることが大事。特にCampbellは前回もそうでしたが、割と1対1で奥に抜かれます。この試合でも一発には注意してもらいたいところ。
注目マッチアップ
McCaffrey vs DC
彼をどうやって止めるのか。わかりませんが、DCにとっては大きな挑戦となるでしょう。なんかいい感じに止めてくれたらいいですね。せめてMcCaffreyに持たせればとりあえずOKという状況にならないといいですが。
Lawrence vs DB
今のところSFはインターセプトが0、対するLawrenceは4インターセプト。この試合初めてのインターセプトなしの試合にできるか、それともここでSFに初めてのインターセプトを献上するのか、注目です。いい加減Lawrenceも手放しでほめられる試合をしてほしいですね。
OL vs EDGE
Bosaがいないため戦力はダウンします。Mykel Williamsが早くも覚醒している疑いがありますし、Huffも侮れません。特にLittleのサイドは不安が強いです。Antonはうまく守ってくれるのではないかと思います。
Trent Williams vs JHA
JHAのインタビューでは勝負する準備は整っているとのことでした。リーグ屈指のLT相手にプレッシャーをかけていけるか、注目です。個人だけでなくCampのディフェンスではスタンツも多く使うため、うまく出し抜けるといいのですが。JHAもDPOYを狙っているのならばこの高い高い壁を超える必要があります。頑張ってほしいです。
BTJ vs Green or Lenoir
セカンダリーは優秀ではあるものの、Jaycee HornやStingleyに比べれば個人の力は落ちるはずです。しかもGreenが欠場となればなおさらです。開幕からほとんどいいところのないBTJですが、先週のゲームを決定づけるレシーブで少し自信を取り戻したのではないかと思っているので今回ばかりは期待したいです。
展望と予想
ここ最近の流れに加えて強力ディフェンスのSF相手ということで、オフェンスは相当苦戦することが予想されます。対してディフェンスがどこまで粘れるかですが、やはり復帰したPurdyとMcCaffreyの前に今までのような展開は期待できないでしょう。勝つとすればオフェンスがしっかり点を取れて、かつこれまでの3試合同様に複数のターンオーバーをディフェンスがとれる場合ですが…
西海岸での遠征で全然勝てていないことなども考慮すると今回は弱気ですが負け予想にしておきます。
予想スコア
JAX 13 - 24 SF
Rosterページは随時更新しています。背番号でも検索できるのでぜひご活用ください。