Jaguars Note

NFL Jacksonville Jaguars(ジャクソンビルジャガーズ)の応援ブログ

Conference 4-2 NFC 3-2 Home 4-2 Away 3-2 Streak W2

【2025 Training Camp】スタジアムスクリメージまとめ

もうキャンプも14日目くらいになるのに今回8日目であるスタジアムスクリメージの内容になります。だいぶ周回遅れになってしまったので、少しどうするか悩むところです。とはいえ全く飛ばしてしまうのもなんとなく嫌なので、どうにかしないと…
※注意:以下は公式のインタビュー動画です。翻訳・要約はAIや翻訳ツールなども使いながら行っていますが、読みやすさや雰囲気を伝えるため、一部オリジナルの表現とは異なる箇所があります。
正確なニュアンスを知りたい方は、ぜひ動画本編をご覧ください。

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Liam Coen

Q 1 今日の試合で、どのような点が印象に残りましたか? [0:00]
A 全体的にビッグプレーが多かったと思います。選手たちはよく頑張って、これまであまり決められていなかったようなコンテストキャッチも決めてくれました。両チームとも爆発的なプレーが多くて、Jourdan Lewisのインターセプトも素晴らしかったです。どのユニットも何らかの形でプレーを決めていて、それが見られたのが良かったです。 全体としてうまく遂行できていたと思います。もちろんフォルススタートやホールディングなどの反則もいくつかありましたし、完璧ではありませんが、良いスタートだったと思います。
Q 2 Trevorのプレーについてどう感じましたか?インターセプトもありましたが。 [0:28]
A 彼は素晴らしかったと思います。ビッグプレーが見られたのも、まさに求めていたものでしたし、それが確認できて少しホッとしました。
今夜までは、ここ6回ほどの練習でラン攻撃がうまくいっていたこともあって、全体としてはある種の自信というか、ある程度の手応えは感じていました。でも、今夜の試合でパス攻撃が少し開けて、選手たちがスペースに出ていけるようになったのを見て嬉しかったですし、プロテクションもうまく機能していました。これまでパスゲームが全く出ていなかったわけではないのですが、コントロールされた練習環境だと、スクリプト通りに進める中でそうしたプレーを出すのは難しいこともあるので、今夜のような形で見られたのは本当に良かったです。
Q 3Trevorは素晴らしかった」と言いましたが、具体的にどの点が良かったと思いますか? [1:10]
A 判断が鋭くて速かったと思います。ボールも力強く投げ込まれていました。もちろんいくつかミスもありました。例えば、ゴールライン際でTravisに出したパスは、Ventrellの素晴らしい守備もありましたが、本来はもっと前に投げるべきでした。 インターセプトに関しては少し難しい状況でした。Parkerがルートに少し時間をかけすぎて、こちらのアウトとコーナーのコンビネーションのプレーで、アウト側をカバーしていたディフェンダーがコーナーに落ちてきました。結果的に、彼はエンドゾーン奥にふわりと投げてしまいました。本来はすぐに次の読みへ移るか、エンドゾーン奥にしっかり投げるべきだった場面です。それでも、全体としては判断が良く、ボールをしっかりと投げ込んでいて、試合をうまくコントロールしていたと思います。今夜の彼は本当に良かったですね。
Q 4 Travisの攻守両面での起用について、仕組みや意図はどうなっているのでしょうか? [1:52]
A 彼がスペースで見せる動きは本当にクールですよね。オフェンスでは試合の早い段階で予定していたプレーをしっかりやらせることができましたし、その後ディフェンスでも十分なスナップを与えることができました。今夜は彼を攻守両面で起用することが目的だったので、それが実現できてよかったです。確かに、DLがかなりプレッシャーをかけていたこともあって、彼のプレーの細かい部分は見づらいところもありましたが、ボールを持ったときの動きやプレーの質は非常に高かったと思います。
Q 5 HC兼プレーコーラーとして、このスタジアムで指揮を執ることについてどう感じましたか? [2:23]
A 自信を持って臨みました。選手たちはエネルギーにあふれていましたし、ファンの皆さんの声援も本当にありがたかったです。最後にここに来たのはKentuckyClemsonのボウルゲームで、あのときは最後の1分で敗れたので、今日はまた違った感覚でした。フィールドも速く感じられて、コンディションはとても良かったと思います。選手たちもスピードを感じてプレーできていたようで、それが見られて嬉しかったです。
Q 6 試合のオペレーション面について、初体験も含めてどのように感じましたか? [2:23]
A 正直、最初は内心ドタバタでしたが、全体としてはとてもうまくいったと思います。Shane WaldronHeath Farwellが隣でサポートしてくれて、オペレーションの面でもとても助かりました。試合前にはレフェリーとのミーティングも行って、ロッカールームで一通りの流れを確認しました。これは私にとって初めての経験でしたが、非常に良い準備になりました。 もちろん完璧ではありませんが、初戦前にこうした流れを一通り経験できたのは大きな意味があったと思います。ロッカーの場所、必要な物の位置、移動の仕方、反則の受け入れ・辞退など、コミュニケーションを取る機会が多く、実戦に向けた良いスタートになりました。状況判断が求められる場面は少なめでしたが、2ミニッツオフェンスやサードダウン、レッドゾーンのプレーなどは実践できて、良い一歩を踏み出せたと思います。
Q 7 実際の試合になれば、もう少し余裕が出てくると思いますか? [3:44]
A いや、実際の試合になっても「楽になる」ということはないと思います。なぜなら、TVタイムアウトなどもありますからね。今回のような試合はテンポが速く感じました。本当にそうです。途中で時計を見たときに「もう結構やってる感じだな」と思ったら、まだ7時40分で、「えっ、まだまだたくさんプレーが残ってるじゃん」と驚きました。 おっしゃる通り、今日は本当に早く進んでいたと思います。特にセカンドチームのOLの選手の多くはもともとサードチームの選手でしたが、もう疲れ切ってました。実際の試合だと、TVタイムアウトや自然なプレーストップがあるので、もう少しテンポが落ち着いて、休む時間も取れるようになると思います。でも、今日はそれがなかったので、かなりスピーディに感じました。
Q 8 守備面でCampanileとしっかり話す時間は取れましたか?プレーコールも任せていたようですが。 [4:26]
A そうですね、Grantのマイクに不具合があったので、最初の6シリーズくらいまでは私がファースト・セカンドチームのプレーコールを担当しました。その後は彼が残りをコールしました。そのおかげでディフェンス側に行く時間も取れて、彼のスタッフとのやり取りや選手への伝達も聞くことができました。あの1シリーズを除けば、全体的にとても良い仕事をしていたと思います。特にファーストチームのディフェンスはランを止めて、パスラッシュも出せていました。Jarrian Jonesも今日また良いプレーをしていたと思います。 ディフェンス全体のコミュニケーションや運営もスムーズで、非常に良かったと思います。
Q 9 パスラッシュの手応えはどうでしたか? [5:08]
A パスラッシュはしっかり感じられましたね。実際にプレッシャーが来ていましたし、こちらとしてもチップブロックを使ったりして対応しようとしていたほどです。それでも届いていましたし、明確にプレッシャーを感じていました。相手の守備もそんなに多くのブリッツを仕掛けていたわけではなくて、スキーム的にはどちらかというとプロボウルに近いような内容でした。つまり、ディフェンスにあまり複雑な指示は出さずに、並んでシンプルにプレーさせるという形です。 基本的には1人のLBを使ったプレッシャーと、レッドゾーンで1回だけゼロブリッツがありましたが、それ以外のブリッツパッケージなどは出していません。なので、誰にも見られずに済んだのは良かったと思います。
Q 10 若い選手たちは、ライトの下での初めての試合をどう乗り越えましたか? [5:37]
A まあ、「良かった」とまでは言いませんが、「まずまず」だったと思いますね。目を輝かせている選手もいましたし、緊張感はやはり感じられました。ただ、LeQuint Allenは本当に安定してプレーしてくれています。常に正しいことをやっていて、プレーも速くてハードです。スペースでの見事な動きも見せてくれました。一部の若手選手たちは、まだこの環境に慣れる必要がありますね。このスタジアムのライトの下では、やはり雰囲気が少し違って見えるものです。ハドルを解いた後のフォーメーションで少しミスがあったり、普段は起こさないようなことも起こっていました。でも、それもある程度は想定内です。 しっかり映像を確認して修正し、次に進んでいきたいと思います。
Q 11 Cam Littleのキックレンジについて、より感覚をつかめてきましたか? [6:19]
A ああ、間違いないです。本当に何の迷いもなく「これは決まる」と思えるほどでした。みんな同じ感覚だったと思います。皆さんのほうが彼のキックを見る機会は多いと思いますが、私はCamに対して非常に大きな信頼を持っています。今夜もキックオフを何度か任せましたが、非常によくやってくれました。 スペシャルチーム全体のオペレーションも、いつも通りシャープで安定していたと思います。
Q 12 AntonがLTでプレーしているのを見ましたが、これは事前のプランだったのですか?また、選手たちにもっと実戦の機会を与えようとしているのでしょうか? [6:40]
A はい、Cole Van Lanenが欠場している中で、OLの組み合わせをいろいろ試す意図がありました。今の段階で短期的に「スイングタックル」を誰にするかを見極める必要があります。もちろん全ポジションで競争は続いていますが、特にこのポジションについては、右でも左でもプレーさせて評価することが重要だと考えています。ですので、Antonを左側に移したのは、どの選手がどちら側で最も力を発揮できるのかを見極めるためです。スイングタックルとして起用するのであれば、左右両方で高いレベルでプレーできることが求められます。
Q 13 キャンプが始まって約10日ですが、今の進捗は計画通りですか? [7:16]
A そうですね、ある意味では想定していた通りの進捗だと思います。今夜の試合は、思っていた以上に爆発的なプレーが多かったという点で、いい意味での驚きがありました。驚いたというよりは、嬉しい誤算といった感じですね。我々にはそうしたビッグプレーを決められる選手が揃っているのですが、今夜はそれがこれまで以上に多く見られました。 一方で、フィジカル面や規律の面では、まだまだ課題があります。反則やオフサイド、フォーメーションミス、アライメントやアサインメントのミスなど、そうした部分については今後もずっと修正していく必要があります。そういった基本的な部分が安定してきたら、次の段階としてテクニックや技術的な完成度にもっと注力できるようになると思います。
Q 14 この数日で調子を上げてきたDyamiについて、どのように評価していますか? [8:08]
A まさにおっしゃる通りで、ここ3回の練習で彼は明らかに一段ステップアップしたと思います。春のキャンプは素晴らしい出来でしたが、トレーニングキャンプの序盤ではやや静かだった印象でした。とはいえ、仕事をしていなかったわけではなくて、単にボールが来なかったり、1対1の機会をモノにできなかったりといった感じです。今夜はオープンフィールドに出て、彼のスピードがしっかり発揮されていました。実際、彼は走れる選手ですし、恐れずに中に飛び込んでいく姿勢も何度も見られました。これは春から一貫している点でもあります。 アラインメントのミスもほとんどなく、プロのような安定感を見せてくれていて、とても満足しています。

 

スクリメージハイライト

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ハイライト

ディフェンスのターンオーバーと先制TD

スクリメージは大きなディフェンスのプレーで始まりました。新加入のJourdan Lewisが控えQBのNick Mullensのサイドラインへのルートを読み、飛び込んでインターセプト。このビッグプレーにより1stチームのオフェンスは良いフィールドポジションを獲得。Lawrenceがそれを活かしBTJへ15ヤードのTDパスを決めました。これで1Qに1stチームが先制し、会場の11,000人のファンを沸かせました。

再びBTJへの一撃

Lawrenceは2Qもリズムを崩さず、レッドゾーンで再びBTJに4ヤードのTDパスをヒット。この日2本目のTDでスコアは14-0に。2年目のBTJはディフェンスの隙を突く動きを繰り返し、ルーキーシーズンでブレイクした実力を証明。

FGとロングキック

オフェンスがドライブを止められた場面では、Cam Littleがその脚力を披露。Littleはこの日3本のFGを全て成功(35ヤード、39ヤード、58ヤード)。58ヤード弾は会場を沸かせました。

バックアップオフェンスがエンドゾーンに到達

後半に入ると、2ndチームのオフェンスがこの日唯一のTDを記録。ルーキーRBのLeQuint Allenが力強いゴールライン際のランでフィニッシュ。ただしそれ以外のシリーズでは、1stチームのディフェンスがバックアップオフェンスをエンドゾーンから締め出し、FGに抑えました。

重要なレッドゾーンでのターンオーバー

1stチームのオフェンスも完ぺきではありませんでした。あるシリーズでLawrenceParker Washingtonへのパスを試みましたが、Zech McPhearsonがインターセプト。エンドゾーン内でのこのプレーは2ndチームディフェンスに勢いを与えました。

ゲームを締めくくるTDドライブ

ミスの後、Lawrenceは試合終盤に1stチームディフェンス相手のゲームウィニングドライブを演出。残り10秒を切った場面でBrenton Strangeへ5ヤードのTDパスを成功。このプレーが最終スコアを23-9とし、1stチームが勝利。スターター同士が対戦した貴重なシリーズでのTDで夜を締めくくり、観客席からは大歓声が上がりました。

注目選手のパフォーマンス

オフェンスの注目選手

複数の攻撃陣が強烈なパフォーマンスを披露しました。Lawrenceは全体的に鋭い動きを見せ、パス成功19/27、241ヤード、3TD、1INTという成績を残しました。2つのミススロー(レシーバーの後ろへのパス、エンドゾーンへのINT)を除けば、Lawrenceは試合を完全に掌握し、自信をもって素早い判断を下していました。

彼のお気に入りのターゲットはBTJで、6キャッチ、65ヤード、2TDという高成績。BTJはゴールライン付近で常にディフェンダーと距離を作り、競り合いでも強い手を見せました。

新加入のDyami Brownも存在感を発揮。4キャッチ、71ヤードを記録し、そのすべてがファーストダウン獲得につながりました。中でも30ヤードのキャッチはゾーンの空白地帯に入り込んだ後、ランアフターキャッチで距離を稼ぐ好プレーでした。

Brenton Strangeも5キャッチ、57ヤードの好成績。序盤には25ヤードのレシーブを決め、終盤のゲームウィニングドライブでは短いパスを3本連続でキャッチし、そのうち1本が試合を締めくくるTDとなりました。

控えのスキルポジションの選手たちも見せ場を作りました。2年目のJoshua Cephusは、この夜最大のキャッチともいえるプレーを披露。Tyson Campbellの厳しいカバーを受けながら、倒れこみつつ片手でディープパスをキャッチしてみせました。

バックフィールドではルーキーがチャンスを活かしました。UDFAのJa'Quinden Jacksonは合計約30ヤードを力強く走り、LeQuint AllenはTDランに加え、バックフィールドから2キャッチを記録。そのうち1回はLBを華麗にかわす場面もありました。

注目のTravis Hunterも限定的なスナップながら3キャッチ、43ヤードを記録。21ヤードの中央へのキャッチでは爆発力を示し、レッドゾーンでもマークを引き付けました。

全体として、1stチームオフェンスはこの夜ほとんどの時間で効果的に前進し、コーチ陣もパスゲームで多くのビッグプレーがでたことに満足していたようです。

ディフェンスの注目選手

守備ではパスラッシャーが主役となりました。Travon Walkerはこの日3サックを記録し、圧倒的な存在感を発揮。2ndチームOL相手にポケットを繰り返し崩壊させ、追加のブロッカーをつけても止められませんでした。

Devin Lloydも中央からのブリッツでMullensにサックを浴びせるビッグプレーを見せました。Lloydはランストップやチェックダウンパスのタックルでも俊敏さと判断力を見せ、記者から「燃えるミサイルのよう」と評されました。

JHATyler Lacyもそれぞれ1サックを記録。セカンダリーではJourdan Lewisが冒頭のアクロバティックなINTを決め、McPhearsonLawrenceからのレッドゾーンINTという、この夜2ndチームディフェンス最大のハイライトを演出。さらにJarrian Jonesは目立たないながらも三度のPBUを記録し、そのうち1回はBrownへのTDパスを阻止するプレーでした。

ランディフェンスでも力強さを見せ、LloydOluokunがインサイドランを豪快に止め、フロント7がボールキャリアへ群がりました。

課題点

1stオフェンスの主なミスは1INTと数回のパスミス。加えてオフェンスには数回の反則(フォルススタートやホールディング)があり、Liam Coenも「完璧と言えない」とコメント。

2ndチームオフェンスはプロテクションの崩壊が問題に。Mullensは1stチームディフェンスの前に少なくとも5回サックされ、早い段階でのINTも誘発されました。得点はAllenの1本のみで、それ以外のシリーズはFG止まり。

パスディフェンスでは好プレーもありましたが、大きなゲインを許す場面も課題。スクリメージ全体で20ヤード以上のビッグプレーを約6回(うち2回は先発ディフェンス陣)許しており、今後はセカンダリーの連係ミス改善が重要課題となります。それでもターンオーバー奪取や全体的なスピード感ある攻撃な守備スタイルはポジティブに評価されました。

負傷者情報

このスクリメージでポジティブだった点の1つは、新たな大きな負傷者が報告されなかったことです。一部の選手は既存のケガや予防的な休養のため、スタジアムスクリメージを欠場しました。

BTJはスクリメージ後に軽い体調不良があり翌日の練習を欠席しましたが、試合中は完全に出場しておりパフォーマンスにも影響はありませんでした。

全体的にこのモックゲームでは主要ベテラン陣が無事に実戦形式をこなし、比較的健康な状態で終えることができました。

戦術面・スキーム面での所見

金曜日に行われたスタジアムスクリメージは、2025年の新コーチングスタッフによる新たな戦術を始めて披露する場となりました。

最も注目されたのは、ルーキーTravis Hunterの二刀流起用です。ドラフト全体2位指名の彼はオフェンスとディフェンスの両方でプレーし、先発としてWRで17スナップ、CBで21スナップを消化しました。キャンプで両方のポジションを実戦形式でこなすのはこれが初めてでした。

オフェンスでは主に3WRセットで起用され、スペースでボールを持たせてランアフターキャッチの爆発力を見せる形が多くありました。ディフェンスでは主にゾーンカバレッジのアウトサイドCBを務め、パスラッシュの影響もあってかターゲットにされる機会は少なかったようです。OCのGrant Udinskiは「練習の途中で攻守を切り替える選手なんて見たことがない」と驚きを語っています。ここまでHunterは負担をうまくこなし、Coenも「ボールを持った時の彼は非常に高いレベルでプレーしていた」と称賛しました。

OLについては、ケガの影響で異なる組み合わせを試す場となりました。スイングタックルのCole Van Lanenが欠場したため、RTのAnton Harrisonを一時的にLTに回し、控えのFred JohnsonをRTに配置。これはLTのWalker Littleが欠場した場合の緊急対応役を探る目的で行われました。Coenは「両サイドを経験させておきたい。どちらが適任化はやってみないとわからない。」と説明。この試みを含め、OLの柔軟性を高く評価する発言は後日OCのUdinskiからも出ており、内外・左右どこでもプレーできる選手の希少価値を強調しました。

スクリメージではランブロックは概ね良好でしたが、控えQBのパスプロテクションには課題が残りました。また、ゴールライン付近ではStrangeの役割拡大に合わせ、多数のTEセットを採用する傾向も見られました。

オフェンスのプレーコールや店舗は比較的標準的で、ランニングクロックを使用し、前81プレーほどで実際の試合展開を模した形式です。プレーアクションやダウンフィールドへのトライも多く、Coenは「今夜は思った以上に爆発的だった…うちにはビッグプレーを作れる選手がいる」と語りました。パスはWR、TE、RBと多様な対象に配分され、Lawrenceは全体にうまくボールを散らしていました。細かいところとしては、RBやTEによるチップブロックでタックルのヘルプを行いましたが、それでもディフェンスはプレッシャーをかけていました。おそらく今後必要に応じて調整されると思われます。

ディフェンスでは新DC Anthony Campanileが予想通りの戦術を採用。ゾーン主体でQBに視線を向けるカバレッジを多用し、ほぼベースディフェンス(4人ラッシュ、最小限のブリッツ)で展開されました。狙いは派手なスキームよりも正しいポジショニングと基礎技術の実行です。Coenは「プロボウルゲームのようなシンプルさ」と表現し、「彼はほとんどプレッシャーをかけずにプレーさせていた」と語りました。これは意図的であり、Campanileはキャンプ序盤からプレースタイルと基礎を重視しています。スクリメージでも守備はランフィット、カバレッジドロップ、パスラッシュのレーン管理を重点的に行い、複雑なブリッツやサブパッケージは控えました。ゾーン時でも好機を逃さず、McPhearsonのINTはゾーンから生まれ、複数のPBUもQBの目を読んだ結果でした。こうしたゾーン主体の守備は、シーズンでのターンオーバー増加を狙ったものですが、課題としてはゾーンの隙間を突かれてビッグゲインを許す場面もありました。また、けが防止のため全プレーで完全タックルは行いませんでしたが、ディフェンスは軽く当たるテンポでも群がって確実に捕まえていました。総じて、オフェンスもディフェンスも戦術はシンプルにとどめ、プレシーズンで本格的なプレーブックを披露する前のリハーサルとして機能しました。

最後に

いろいろ総括すると、Coenも前向きなコメントをしており、コーチ陣の総意としてもこのスタジアムスクリメージは成果の多いものとなったと同時に、今後の課題も明確になった重要なものとなりました。

すでにプレ初戦を終えてから見返すとこのディフェンスの好調はなんだったんだろうとも思ってしまいますね。まぁ次に期待することにしましょう。